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分銅購入を考えられている方へ その1

2012.10.11 09:41

お世話になります。

名古屋精機製作所 佐野です。

 

今回は、分銅購入を考えているが、いまいち、どんな種類を購入していいのか迷っている方に簡単な分類をご紹介します。

 

まずは、以前は非常に一般的だった

「鋳鉄製枕型分銅」です

用途:

鋳鉄製枕型分銅は、おもにエレベーターの試験や、大型トラックスケールなどの検査に仕様されます。

(購入層:計量士、秤関連会社 等)

利点:

とても、安価、持ち運びがしやすく一般的にとても普及している。校正がしやすく

塗装修理を繰り返せば何年でも使える

難点:

塗装が剥げることがあり、検査場所を汚してしまうことがある。

検査を半年から1年以内に校正を行わないと精度が保てない。

Mクラス精度までしか、基準器検査は受けられない。

 

 

「ステンレス製枕型分銅」

用途:

鋳鉄製枕型分銅のステンレス版、クリーンルームや、食品・薬品などを取り扱う場所で使用される

(購入層:食品会社、薬品会社、計量士、秤関連会社 等)

利点:

校正期間が、3年から5年と、経年変化しにくい利点を生かし校正周期も長い。

クリーンルームなどの、汚れては困る場所でも使用できる。

難点:

価格が大変高価である。

 

 

「鋳鉄製重錘型ウエイト」

詳細ページ

用途:

試験機用ウエイトとして、使われることが多いです。一軸試験機や、自動車用試験機などに使用し

現在、名古屋精機製作所でもっとも多く販売されているウエイトになります。

(購入層:試験機製造会社、学校施設、研究施設 等)

利点:

両手で持つことができるので、少ない力で持ち運ぶ事が出来る。

スタッド付き受台と併用すれば、試験機だけでなくクレーン用のはかりなどにも

使用することも出来る。

難点:

形状が多いので、形状を間違えてしまうことがある。

 

今回は、この3点にしておきます。

 

次回更新では、国際的に使用されているOIML型や、はかりの検査で使用されている基準器型などを

説明していきます。

 

分銅の取り扱いについてはこちらの記事を参考にしてください。

分銅の取扱いについて

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