OIML型分銅とは
OIML型分銅とは国際的仕様・規格に基づいて作られた分銅の事です。
そもそもOIMLとは国際法定計量機関の事であり、この基準に基づいて作られる分銅は、海外での利用が多い事が特徴です。そもそも、分銅は電子天秤などの校正に用いられており、その中でもOIML型分銅は上位に位置づけられている分銅になります。
分銅には2種類あり、基準分銅と標準分銅があります。この基準分銅と標準分銅の大きな違いは『有効期限の有無』です。基準分銅は公的な機関での計量に用いられる為、厳格な検査が行われます。この検査に通ると『基準器検査証印』というマークが打刻されるのですが、OIML分銅は特級から3級までがこの検査を受ける事が出来ます。また、この検査に合格してから使用出来る期限は、特級が3年、以下の級は5年と決められています。分銅の中でも、基準分銅は分銅を校正する分銅として利用されるので、このような厳しい検査があるのです。
標準分銅は、社内、もしくは自分で所持する計量機を校正する為に使われます。こちらは使用期限がありません。しかし、こちらにも等級があり、OIML型分銅はF1級以上の最上級分銅として用いる事が出来ます。
この事から、OIML型分銅は『世界の基準』で作られた『公差』の低い最高級の分銅だといえます。検査には受験資格のある人でなければ受験する事が出来ませんが、代行をしている企業もありますので、精密な計量作業を行う方は利用してみると良いでしょう。
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