すべての分銅をJCSS校正する前に!
2012.10.10 09:06
お世話になります。
名古屋精機製作所の佐野です。
最近では天気が不安定になってまいりました。
寒い日の次に、カンカン照りになったり、温度や湿度の変化が大変大きくなっております。
そう言った場合は、夜の日が出ていない時の校正をおすすめしております
太陽が出ていないので温度は上がりにくいですが、低いままの一定なので
計量器に与える影響が少なくて済みます。
分銅を使ったスパン調整を行う場合もこういった夜中にする方がいいと思います。
ところで、ユーザー様が使っている社内検査用の分銅はどういった分銅を使用されていますか?
もちろん、各社がマニュアルに掲げる年数ごとにJCSS校正を行った分銅を使用するのがベストです。
ただ、コスト面を考えると、自社の所有している分銅全てにJCSS校生証明書をつけるのは難しい話です。
そこで、各重量ごとに一つずつ、JCSS校正された分銅を持って、同じ重量の分銅は、
JCSS校正された分銅の等級より一つしたの等級の実用基準分銅扱いにするのも
重要なことだと思います。
もちろん、すべての分銅をJCSS校正するのがベストです。しかし、コスト面を考えると企業としては、大変おおきな出費になってしまいます。
コストと、品質の両方を考えた場合の妥協点として、お考えになってはいかがでしょうか?
分銅の、湿度・温度・気圧の管理に関しましてはコチラの記事からどうぞ